【入門用】トイプードル犬を飼うなら知っておくべきこと

私は2008年からトイプードル犬と暮らし始めましたが、ハウツー本はあまり役に立たず、試行錯誤の連続でした。 獣医師やドッグトレーナー、犬友さんから色々聞いたり、自分で調べて試したりと、ずいぶんと無駄なこともしてきました。 何より我が家の愛犬に余計な負担を掛けてしまいました。 皆さんと愛犬にはそのような思いはして欲しくありません。 これからトイプードル犬と暮らし始める方や初心者の方に、飼い方の本に載っていない本物のノウハウをお教えします。

いつまでドッグフード難民?ローテーションの方法で抜け出せジプシー

トイプードル犬の健康のために、「ベストなドッグフードを与えてあげたい!」と思いながら、ドッグフード難民になっている飼い主さん。

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トイプードルの飼い主さんって、ドッグフードの選定にこだわる方が多い気がします。

 

かつての私がまさにそうでした。

「これだ!」と見つけたチキンベースのドッグフード。

油分が少なくて、愛犬も大好きだった国産品。

 

しかし、この国産品のフードをずっと食べさせていたら、愛犬がチキンアレルギーになってしまいました・・・。

食べた後、目や口の周りが赤くなってしまう、食物アレルギーの症状です。

 

同じ食材を食べ続けると、アレルゲンとなりアレルギー反応が出ることを、当時の私は知らなかったのです。

 

ドッグフード難民の末、せっかくの一品を見つけても、私のようにアレルギー性皮膚炎のトイプードルにしてしまっては、意味がありませんし、愛犬が可哀そうです。

 

だから、添加物が少なくてヒューマングレードの肉を使ったドッグフードを何種類か用意し、2~4週間でローテーションすることを提案します。

 

ドッグフード難民のためのドッグフードローテーション(食材循環方式)のススメ

与えるたんぱく質や炭水化物の食材を、2週間から1か月ごとに変えていく方式です。

簡単に言えば、1か月頻度で変えていくドッグフードのローテーションです。

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たんぱく源では、牛肉、鶏肉、ラム肉、馬肉、魚肉。

炭水化物では、米、小麦類、ジャガイモなどを、約2~4週間の周期で切り替えながら、食べさせてください。

 

ドッグフードのローテーションのメリット

  • 特定の食材アレルギーになりづらい
  • ドッグフードの鮮度を保ちやすい(小袋タイプを買うため、すぐに使い切ってしまう)
  • 複数の食材の味を楽しめる

愛犬が好むであろう3~4種類のドッグフードさえ見つけてしまえば、取り入れない理由がないです。

 

ドッグフードのローテーションのデメリット

  • 経済性が悪い

2~4週間でドッグフードを切り替えるため、小袋タイプしか使えません。

つまりはお得な、中/大袋が買えません。

 

トイプードルの飼い主さんは、お金持ちが多いから、大きな問題ではないですよね?

 

ドッグフードのローテーション方法

  1. 最低3種類のドッグフードを準備する(例:①馬肉、②魚肉、③鹿肉、④鴨肉)
  2. ①馬肉のドッグフードを2~4週間続ける 
  3. 切替準備のため、ラスト3日間は次の②魚肉のドッグフードを半分混ぜる
  4. ②魚肉のドッグフードに本切替
  5. 2~3を②魚肉、3~4③鹿肉で実施
  6. ①馬肉、②魚肉、③鹿肉、④鴨肉のドッグフードを使って順次ローテーション

ドッグフードのローテーション間隔

ローテーション間隔の標準は、約1か月とされています。

 

しかし、ローテーションの頻度は、ドッグフードの小袋タイプを使い切りまででも良いと思います。

例えばオリジンの魚肉タイプは、小袋で800gですから、50g/日を食べさせたとして、16日間分です。

この場合は16日で切り替えになります。

 

間隔が長いとローテーションの意味が、あまり無くなりますが、短いのは逆にGOODです。

 

同一食材ばかりを食べ続けるとアレルギー/アトピー性皮膚炎を作るし悪化させる

人間のアレルギーやアトピー性皮膚炎でも、アレルゲンを避けて特定の食材ばかりを食べ続けると、次はその食材がアレルゲンになりやすいと聞いたことはないですか?

 

つまり食べるものが、どんどん無くなっていくんです。

私の身の回りにいる食物アレルギーの方の殆どが、同様のことを言っています。


犬の場合も全く同じです。

鶏肉がアレルゲンではなかったからといって、鶏肉ばかりを食べ続ければ、次は鶏肉に対してアレルギー反応を起こすようになります。


同一食材を長期間食べ続ければ、その食材はいずれ必ずアレルゲンとなる


ラム肉に対して反応が出たからといって、ラム肉をさけて鹿肉ばかりを食べさせていると、次は鹿肉に対してアレルギーを起こすようになります。

 

「アレルギー検査の結果が食べられない物だらけだった」というケースでも有効

 

アレルギーがある場合のローテーション方法

  1. 最初にアレルギー反応の高い数値を示した食材(例:牛肉)を除去します。
  2. 比較的数値が低く陽性反応出なかった食材(例:鶏肉)を食べさせます。鶏肉ばかりを食べ続けると、次は鶏肉にアレルギーが出てしまいます。
  3. 鶏肉を一か月以上食べ続けた次は、ラム肉を食べさせるようにします。
  4. 数か月(4~6か月)もたてば、牛肉に対するアレルギー反応数値が低くなっているはずです。その時点で牛肉を解禁し、次は鶏肉とラム肉を除去します。

 

こうしてバランスをとっていく間に、アレルゲンは変わっていき、次第に食べられない食材が減っていきます。

まとめ

あまり「ベストな一品のドッグフードを!」と気負わずに、評価の高いドッグフードでローテーションをするのがおススメです。

そのほうが、ドッグフード難民からも抜け出せますし、愛犬も色々な味できっと喜びますよ。

ドッグフードに足りない部分は、トッピングで補ってください。

では、では!

 

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