トイプードル犬の避妊手術後の最も大きなリスク | 臓器は元に戻せない
良かれと思って決断したトイプードル犬の避妊手術。取り返しのつかないことになる危険性がある、って知っていますか?
トイプードル犬と暮らし始めると、避妊手術をするか/しないか?の判断を迫られますよね。
可愛い愛犬のためにベストな選択をしたい!と思うのが、飼い主さんの切実な思い。
メリット/デメリットがあるのはわかるけど、どちらがいいのか?判断に苦しむ・・。
私も同様に悩みましたが、我が家のトイプードル犬には避妊手術をしないことを選択しました。
その理由を説明しますね。
避妊手術後に何か障害が出ても、もう治せない。だって、必要な臓器を取ってしまったんだから。
差し迫った命の危険がないのに、なぜ子宮と卵巣を摘出してしまうのでしょうか?
万が一のリスクが大きすぎます・
あなたの判断材料として、避妊手術のメリット/デメリットをおさらいします。
メリット
- ♀は子宮系の病気(卵巣嚢腫、卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍)になるリスクが減る
- 発情がこないから性欲によるストレスが減る(犬の本当の気持ちはわからない)
- 生理がこないから、飼い主が楽(人間側の都合です)
デメリット
- 全身麻酔による体への負担
- ホルモンバランスが崩れることによって様々な障害が起きる可能性
避妊手術の最大のメリットは、病気になる可能性が減ると言われてることですね。
乳腺腫瘍の発症率は初回発情前であれば、発症率が95.5%軽減するそうです。
しかし、何かおかしいと思いませんか?
これは統計で取った数字でしょうけど、後述する様々なリスクを背負ってまで子宮系の病気リスクを減らす必要があるのか?
避妊手術をしても、子宮系以外の病気になるリスクは変わりません。
愛犬もいつか死んで別れの時がきます、永遠の命などないのです。
人間が病気になるリスクが減るからと理由で、子宮、卵巣といった臓器を取りますか?
そんなことしたら、大変な問題になります。
冷静に考えたら、明らかに変です。
避妊手術のデメリットについて、考えてみましょう。
まず全身麻酔による負担ですが、場合によって意識が戻らない場合もあります。
つまりは、死んでしまいます。
全身麻酔をされたことがある方はおわかりでしょうけど、全くその間の記憶がないんです。
私、30代前半に全身麻酔で手術をしましたが、綺麗な花畑を見てた記憶だけがあります。
全身麻酔は、あの世に半分、行ってしまってると思う。
次にホルモンバランスの乱れによる様々な障害ですが、甲状腺機能低下症で脱毛や肥満、無気力になるリスクがあります。
そりゃ、子宮や卵巣を取れば、必要な臓器を取ったことによる障害が出るでしょうね。
術後、毛が全て抜けてしまった犬もいるんですよ・・・。
愛犬問題さんより引用:卵巣切除・去勢手術をした犬は、手術をしてない犬に比べて甲状腺機能低下症になるリスクが3倍
もちろん、病気の場合は手術をするしかありません。
事実、うちのトイプードルは、9歳の時に子宮蓄膿症となり、子宮と卵巣の摘出手術をしました。
でも、すべての治療が終わったあとは、元気に過ごしています。
避妊手術をしないことによって発生した子宮系の病気は治療が出来ます。しかし、避妊手術によって起こった障害は治すことができません。
それでも右にならえで、避妊手術を選択しますか?