トイプードル犬のフケ は皮膚炎予備軍| シャンプー方法の見直しを!
あなたの愛犬トイプードルの被毛から、フケのような白い粉が吹き出ていませんか?
↑上の写真は、トイプードル犬の皮膚が、カサカサ肌になってフケとなっている状態です。(もしくはアレルギー反応です)
ふわふわモコモコしていて、思わずほおずりをしたくなるトイプードルのくりくり被毛。
いつも綺麗にしてあげたいですよね。
しかし、被毛に覆われた犬の皮膚は、人間とは質がまったく違います。
汗をだす汗線もないんですよ。
知っていましたか?
だから、トイプードルの皮膚に合った正しいシャンプー方法で洗ってあげないと、カサカサ肌になってしまいます。
我が家のトイプードルは、私が正しいシャンプー方法を知らなかったため、【皮膚はカサカサ肌】+【毛穴の周りだけは皮脂がべっとり状態】、いわゆる皮膚炎になってしまいました。
治療のため、一般の動物病院にも行きましたが、処方はシャンプーを渡されて「殺菌成分いりのシャンプーで洗ってあげてください」だけ。
当然、良くなるわけはなく、大量のフケと痒みが増すばかり・・・。
その後、皮膚科専門の獣医師に巡り合い、おかげさまで皮膚炎を完治することが出来ました。
その獣医師に教えていただいた正しいシャンプー方法を、シェアしたいと思います。
犬の肌はデリケート!健康な皮膚や軽いフケであれば【つけ置き洗い】で十分
注)皮膚炎を患っている場合は、犬の皮膚科専門医を探して処置を受けてください。
ちなみに良い皮膚科の獣医師は、ステロイド剤ブレドニンやシクロスポリン剤アトピカ等で薬漬けにしません。
皮膚炎は生活習慣病と考えて、シャンプーと体質改善で皮膚炎を治します。
つけ置き洗いのメリット
お湯だけでも皮脂汚れはかなり取れますし、シャンプー剤には洗浄成分があります。
だからシャンプー剤入りのお湯が、皮膚全体に浸透するだけでOKです。
シャンプー剤の原液を直接つけて濃い泡で洗うと、洗いムラが出きてしまいますし、すすぎが大変です。
付け置き洗いは、洗いムラが出きませんし、シャワーで洗い流すだけでシャンプー剤をおとせるので、とても簡単です。
注意事項
シャンプー前のブラッシングはダメ
ブラッシングをすると多少なりとも皮膚を傷つけてしまい、傷からシャンプー成分が体内に入ってしまいます。
ゴシゴシ洗うのは絶対にダメ
犬の体は毛におおわれていますから、つい人間の頭を同様にシャンプーを付けてゴシゴシと洗ってしまいます。
犬の皮膚は人間の顔よりも、やわらかくて薄いんですよ。
だから、人間の顔と同様に、細かい泡で汚れを落とすイメージでやさしく洗います。
シャンプーは保湿剤入りの良いモノを使う
ホームセンターにおいてあるような安物を使うと、皮膚がゴワゴワになります。
動物病院で分けてもらえる保湿剤入りで肌にやさしいシャンプーを使用してください。
つけ置き洗いの方法
犬専用の浴槽を作って、10分間の入浴=【つけ置き洗い】をします。
詳しくは動画(45秒~がつけ置き洗い)を参照ください。
1、犬が中に入れる大きさ(犬の背中までお湯がつかる高さ)の衣装BOXを、浴槽として用意します
2、シャンプー剤の規定量を浴槽に入れて、35℃のお湯シャワーで泡立てます
3、お湯が適量たまったら、犬を浴槽にいれて慣らします
4、お湯が背中までつかったら、お湯を止めます
- そのまま5~10分間、入浴させます
- お湯でつからない部分は、パシャパシャとかけてあげるか、お湯を浸したタオルをかけてください
- 被毛をやさしくマッサージをしてあげる感じで、もみ洗いしてあげてください
- 顔はガーゼ等にシャンプー剤入りのお湯を含ませてから、軽く絞り、拭いてあげてください
5、浴槽から出して、シャワーでさっとシャンプー剤を洗い流します
6、ドライヤーは使わずにタオルドライのみで自然乾燥させます
7、保湿剤で皮膚を保湿します
つけ置き洗いの頻度
皮膚の状態にもよりますが、2~4週間に一度です。
洗いすぎはよくありません。
カサカサ肌から普通肌への第一歩は正しいシャンプーから!
カサカサ肌になりにくい正しいシャンプー方法を紹介しました。
皮膚炎になってからでは遅いので、シャンプー方法を見直してみてください。
やってみると、つけ置き洗いのほうが楽ですよ。